ははは(歯)のハナシ・・・親知らずを一度に3本抜いた(その2)

健やかを保つ

病棟に戻されると、もう意識はハッキリしていたが、口腔手術だけあってとにかく喉が渇いていた(手術中ずっと口を開けてただろうし)。そして、レンタルのパジャマは予想通り薄い素材のため、なんだか肌寒くて仕方ない。

なのに、全身麻酔後のうがいは30分後、起き上がるのは2時間後までNGとされ(吐き気を誘発する場合があるそうで)、結局起き上がれないとうがいもできないからすべてここから2時間待ちって、、酷すぎる(泣)。術後の脱脂綿を奥歯に挟みながら「はの、のどかーひあんです(あの、喉渇いたんです)」と半分も開かない口で看護師さんに訴えても「ダメです」の一点張り。お願いだから、融通利かせて、せめて湿らせた脱脂綿で唇くらい拭いてくださいなと思ったけど、もはや喋る気力ゼロ。ほんとにしんどい。「私は、いま、喉、絶対に渇いてない!!」と自分に言い聞かせて(なんでだよ)、昔の中学時代の真夏のテニス部(勝手に水飲むなの時代で、2時間おきくらいしか水分補給させてもらえず)を思い出して、とにかく耐えていた。

すると今度は、急にトイレが近くなった。点滴で水分を多量に摂っているから余計そうなるらしい。仕方なく、ベッドの上で用を足させてもらったが、またすぐに行きたくなって、遂にベッドの上に飛び起きてしまった。あれ、ワタシ飛び起きてもケロッとしてる、大丈夫だからトイレに行かせてほしい、今度こそ懇願して、ようやく入ったのに、ペーパーホルダーにトイレットペーパーが付いてない。えーーウソでしょ?! という思いで、また呼ばれた看護師さんはさすがに平謝り。それからやっとやっと落ち着いて、布団に安心して潜り込み、うたた寝の時間が始まりました(うつらうつら)。。

夕食は、手術前日の夜7時から何も食べてない為、空腹のピークも手伝ってかとにかく美味しかった。失礼、ほんとに味がおいしかったです)。お粥のとろみが家庭ではなかな作れないなめらかさで、しかもかなり温かく、主菜の高野豆腐、副菜の大根、ナスなどの煮物のお出汁と相まって至福のひととき。口は開けづらいけど左頬だけもそもそ動かして完食。痛み止めも効いてきた中で食欲も十分満たされ、精神的にも落ち着いてきた。

夜中には、点滴交換や回診に何度か来てくれる看護師さんも、大病院だけに皆若くてテキパキした方々ばかりだった。彼女たちには、もう娘のような感覚をおぼえ(実際それだけ離れているし)、夜中のナースステーションで談笑している声が聞こえるとこちらまでほっこりしてしまった。こんなに忙しい仕事なのに、忙しい仕事だからこそ、和気あいあいと息抜きできる時間があって良かったなと、母親のように心から感じた。

なのに私ときたら手術前、「いやー、最近寝不足で疲れてて・・」と、恐怖心もありついつい愚痴をこぼしてしまっていた。そんなとき、彼女たちはさらりと「でもゆっくりできるの一泊だけだね(笑)」などと聞いて笑ってくれた。よく考えたら、この医療従事者の方々のコロナ禍の労働環境たるや想像を絶するものだったはず。こうして状況が落ち着いたことで、私のような症状の手術の受け入れも可能になったのだし…そんな事が脳裏をよぎり、改めてたくさんの感謝の想いがこみ上げてきた。

そして、彼らはいつも“笑顔”だ。…私にはできるだろうか。なんと立派な職業なのだろうと、改めて心の底から敬意を表したい想いに包まれた。そして思った。退院したら、わたしも大切な人に笑顔を贈りたいな…と(頬はハムスターみたいだけど。笑)。贈れたかな、たぶん(^-^)

コメント

タイトルとURLをコピーしました