寒空の下、保護された野生シカ「ケープ」君を思い出す

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今朝の天気は底冷え、昼間も気温が上がらない様子。この寒さの中、あの動物たちは元気だろうかとふと思い出したうちの一人(一頭)が、先日訪れた、「市原ぞうの国」で会った、日本シカの「ケープ」。エスケープから名付けられた彼はまさしく野原を駆け回っているところを保護された鹿でした。「ケープの森」というエリアで人気を博していたその訳は?

2020年6月に、荒川の河川敷サイクリングロードで、一匹走り回っているところを保護されたニュースに登場。都内23区に鹿が現れることが珍しい中、ここの地名(橋)の名前が「鹿浜橋」(正確にはこの近くで保護)、対岸は足立区鹿浜という住所なことから、何の縁かと話題になったものでした。

足立区鹿浜橋付近のサイクリングロード。かつて江戸時代に将軍が冬にシカを狩りに来ていたと古文書にあるそう。この地にシカが生息していたと推測できるそうです。

殺処分を求める声が多いなか、市原ぞうの国で引き取られたというケープ君。保護から1年半すぎていましたが、野生ならではのたくましく凛とした姿は健在で、すっかり冬毛に覆われていました。ちなみに、保護時は生息地域も不明な事と野生動物が持つ病気が園内の飼育動物に感染する恐れなどもある理由から、数十箇所の動物園等に断られてしまったそうです。

そんななか、保護から半年、徐々に環境や人にも慣れてきたなかで、野生育ちのケープの性格に配慮する為に見え隠れできる安心感を確保しながら、人とも触れあえる住処が必要だと判断、当初無かった野生鹿の『ケープ』が安心して仲間と暮らせる「ケープの森」をつくろうとクラウドファンディングで作られたエリア。野生の森林に近いような採光や緑の配置で、適度な人との距離感を保っている雰囲気。人間とも触れあれる一方、すぐに自然に溶け込めるような配慮が感じられる空間でした。(写真があまりないのですが・・・)。

最悪の場合、殺処分になってしまう事もあるとの報道から、700件近くの「処分しないで」の声を受け入れてくれた当園。ちょうど、緊急事態宣言解除のころのニュースだっただけに、私たちの印象にも強く残ったのでは。このようなケースは、出生地も不明で山へ戻すこともできず、病原体を持っているかもしれない動物の保護の難しさへの理解と、受け入れる側の協力体制が整って初めて叶うものだと知りました。CR(クラウドファンディング)が浸透しつつある時代で、情報普及や資金収集力もスムーズになったことも功を奏しているのだなと実感。この寒空の下でも、今日も逞しく過ごしているかなと思いを馳せます。河川敷に迷い込むほど、餌不足に苦労していたのか、、昨今の野生動物の市街地への出没ニュースを見ると、植生の変化などやはり温暖化の影響が大きいのかなと改めて懸念されます。

カメラの調子が悪い朝、雲だらけの空の写真はとれませんが、寒さに負けず今日もスマイルで出勤です♪♪               

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